あなたは外向的ですか、内向的ですか?
いきなり不躾な質問で申し訳ないですが、このように聞かれたら、あなたはどのようにお答えになりますか?
私は自分自身のことを内向的だと考えており、迷わずそのように答えると思います。
もちろん、普通に仕事上のお付き合いもしますし、チームで仕事もしています。
望むわけではありませんが、必要に迫られれば大勢の人前でプレゼンしたりすることもあります。
誘われれば、飲み会にも参加します。
コロナ前は、連日飲み会に呼ばれることもありました。
仕事が有利になるように、ステークホルダーを接待することもありますし、それを自らセッティングすることすらあります。
えっ、そんな人が内向的なんですか?と疑問を持たれたかも知れませんが、私は内向的なんです。
自分でそのように定義しているんだから、仕方がありません。
飲み会で楽しいと思えるのは、大人数よりも、少人数、しかも気心の知れた人とMAXで4人まで、可能なら3人がベスト。
自分が話をしなくても、他の2人が話しているのを聞いているだけでもオッケーなので、2人よりも3人がやっぱり気楽ですね。
でも、全く1人で飲みに行くなんてことはしません。
それは見知らぬ人、例えばマスターにすら話しかけられたくないから。
静かなカフェで本を読んだり、勉強しながらコーヒーを飲むのは好きです。
でも一番好きなのは、家にこもってPrime Videoを延々と見ることです。
やっぱり静かな空間や自宅にいるのが大好きなんで、内向的な部類になると思います。
大勢の前でプレゼンしたり、大勢の飲み会に参加したら、疲労困憊、翌日は出勤するのも億劫になります。
だから、休日は妻に小言を言われようが、やっぱり家に引きこもります。
家でゆっくりと過ごすことで、また次の1週間、外向型に擬態できるように、しっかりと充電することが必要なんです。
俗に言うパリピな人たちって本当に疲れないんでしょうか、と身を案じてしまいます。
大学生の息子(お兄ちゃん)は、どんな学生生活をしているんでしょう?
彼は私に近い性格だと思っています。
でも、バイトや研究室など、いろんな人とお付き合いをしていると思います。
人付き合いで無理をせず、少数でも心許せる友人を作り、勉強に、遊びに、飛び回って欲しいと切に願っています。
その点、高校生の弟くんは、パリピとまで言わないまでも、かなり外交的な気がしますので、別の点注意が必要です。
私は結婚してしばらくは、妻は外向的な性格だと思っていました。
彼女は人付き合いを大事にし、友達と出歩くのも大好きです。
テニスやヨガに通うのも、運動をすることに加えて、人付き合いの一環の部分もあるのかもしれません。
でも、妻は友人の反応をとても気にし、自分は相手にどう思われているかとても気にかかる様子です。
こんな発言して大丈夫だったかな、と後から気にもんでいます。
外向的というよりは、とても人付き合い、特に他人の言葉に敏感な、HSP(High Sensitive Person)的な人なんだなと、結婚後しばらくして思うようになりました。
そういう意味で本来は内向的なひとなんじゃないかと思うようになりました。
他人の言葉に傷つき、疲れたりして、そのストレスが全て私に向かい、攻撃的になる、みたいな・・・
いやいやいや、迷惑ですよ。
無理して外向的にならなくてもいいじゃない、一緒に内向ライフを楽しもうよ。
こんな自分の性格、家族の性格のことまで、なぜ考えたかというと、今日のお昼ご飯がきっかけでした。
今日お昼ご飯を出先で1人で取りながら、いろいろ考えてしまったのです。
内向的ではありますが、1人飯は苦手なんで、どうしようか悩みます。
でも、次の予定もあり、急いで取る必要があります。
手っ取り早く、牛丼でもと思ったのですが、目の前には定食屋さんとラーメン屋さん、あとおしゃれな店が数件です。
ラーメン屋さんは、以前、テレビで見たことのある、一蘭と言うお店です。
この店は、究極的に個を大事にしているようで、店内に入ると、ここは選挙会場か?、図書館の自習室か?のように仕切られた座席になっています。
今でこそ、究極のコロナ対策じゃないですか。
独特な席に着くと、正面のすだれが、チャルメラ音とともに上がり、店員さんが出てきます。
でも店員さんとは顔を会わせることはありません。
ラーメンの味は、スープの濃さ、こってり(油)加減、麺の固さ、ネギ(青か白か)など、いろいろ自分の好みに調整できますし、その好みは紙にチェックして渡すので、店員と会話せずに伝えられます。
でも、この店のサービス、内向的な自分に合っているかというと、何か違う気がしました。
個を大事にする空間なのですが、内向的な私向きなはずなのに、苦手なアトラクション系というか、ハプニング系というか、何か心が休まらないのです。
なぜなんでしょうか。
でも、味はとっても美味しかったので、一度、お試しください。