出張の移動中に考えたこと
今日は久しぶりの出張で新幹線に乗りました。
車中ではゆっくりとする時間があったので、データ分析の必要性について思考を巡らせていました。
私の部署は先日ブログで少し書いたように、KKD(「経験」「勘」「度胸」)が重要視されてきました。この経験と勘は本当に重要だと思います。
でもこの経験と勘は暗黙知であり、暗黙知のまま先輩社員から後輩社員に引き継がれています。それこそ長時間をかけ、OJTにより自然継承されてきました。
当社の課題と言うより多くの会社の共通の課題であると思いますが、多くのベテラン社員の退職による技術、ノウハウの断絶に対応していくためには、この暗黙知を形式知に変換する事が重要となります。
形式知への変換には、ベテラン社員の技術、ノウハウを定量化したいと考えています。この定量化に様々なデータ分析を用いたいと考えています。
いかに現場で働くベテラン社員を巻き込み(そっぽを向かれず)、現場の問題意識を共有し、勘を定量化出来るか、残された時間は少なくなっており、余裕はあまりありません。
データ分析を行う上では、現場を知る事が重要であり、分析の方向性がKKDと融合できる事、現場に押し付けられた感を感じさせない事に気をつけています。
現場としっかり信頼感を持ち、取り組んで行きたいと思います。
現場のベテラン社員は正に経験と勘により、自然と意識せずに仮説を立てて行動しています。
失礼ながら度胸で当てずっぽうに判断されているのではないかと思いつつ聞いてみると、多くの事象、情報を肌で感じて、仮説を立てて行動されています。
それこそ長年、意識せずPDCAを回す中で身に着けて来られた技術なんだと思います。
こうしたベテラン社員に敬意を払い、一丸となって取り組んで行きたいと思います。