二七日を終えました。
久しぶりにブログを更新します。
年末いろいろなことがあり、気が付けば大みそかになっていて驚きです。
昨日、父の二七日(ふたなぬか)を終え、少し生活のペースが戻ってきたので、現在の心境や父への想いなどを記しておきたくなり、更新します。
ちなみに、四十九日まで、七日ごとにお寺さんに来ていただき、供養を行うのですが、葬儀の日に初七日を合わせて行ったので、実質的には昨日の二七日が自宅(実家)で行う初めての法要となりました。
父は89歳で大病もせず、少し足は弱ってきていましたが、それでも毎日外出していました(それこそ亡くなる前日も近所の公園まで出かけゴミ拾いなどもしていたそうです)。
晩年はとても明るい性格で近所のお年寄りたちのリーダー的な存在だったらしく、弔問に来ていただいたお年寄り達も大変驚かれていました。
私が子供の頃は、父はとても仕事に対して厳しい姿勢で打ち込んでおり、いつも厳しい顔をしていたような気がします。
休日も仕事や地域活動のため、ほとんど家にいることはありませんでした。
幼心にとても寂しい思いをした時もあったと思います。
父は私が間違ったことをしたときは非常に厳しく叱りましたが、決して何かを強制することもなく(例えば受験勉強など口うるさくせず)、自主性を重んじていたように思います。
ちなみに私は家で勉強しろと言われることは一度たりともなく、浪人するまで勉強などしたことは一切ありませんでした(浪人して初めて勉強することとなり、同時に勉強って大事なんだなぁと思いました)。
私が子供の頃持っていた父の印象はとても真面目な性格で、誠実、厳格といった言葉がぴったりな人でしたが、退職してからの印象はずいぶん違っていました。
とても朗らかで、人を楽しませることに喜びを感じ、いつも笑顔だったと思います。
きっと厳しい仕事から解放され、本来の性格を取り戻すことができたのでしょう。
特に孫たちに対しては、自分の中学・高校時代の武勇伝(結構やんちゃしていた)を語ったりしていて、私が子供時代に感じていた父の印象とはずいぶんかけ離れていて驚きました。
そして、私や妻に対してもいつも笑顔で、感謝の言葉をかけてくれました。
なので、父からは、誠実さ、厳格さに加え、笑顔と感謝を学んだと思います。
今頃天国では、先に他界した母と一緒に私たちのことを見守ってくれていることと思います。