昨日に続き、月面探査の話です。
月面探査用の着陸船には日本の玩具メーカー大手のタカラトミーが開発したロボットが搭載されています。
そのロボットは何とも驚異のメカニズムなようです。
驚異のメカニズムと言ってもジオンのモビルスーツ(バンダイ)の専売特許ではなく、タカラトミーにもあるのです。
そのロボットは着陸時は直径8cm程度の球体形状から、移動時には球体が割れ姿勢制御のギミックが飛び出す変形機構が特徴のようです。
この変形ギミックに「トランスフォーマー」のおもちゃの技術が用いられているということです。
https://www.yomiuri.co.jp/science/20221212-OYT1T50197/
(3年前、お台場にて)
さらに月面の傾斜にも対応するため、30度の勾配にも対応出来る走行メカニズムは、ゼンマイで動くアヒルのオモチャのギミックが参考になったとか。
ハイテクなのかローテクなのかよく分かりませんが、何れにせよ、日本の技術が月面で活躍する日も迫っています。
このロボットの使命は内臓バッテリーが切れるまで、月面の写真を撮り、地球に送り続けるという健気なもの。
月に置き去りにされるのは、ちょっと可哀想な気もします。
そうしたロボット達に思いを馳せるとき、宇宙戦艦ヤマト2199の「時計仕掛けの虜囚」で、語られた「灯台守」の話を思い出してしまいました。