追悼 愛しの柴ワンコ
明日で、ちょうど一年になります。
我が家の柴ワンコが、天国に旅立ってから。
ワンコは、余命3ヶ月と言われてから8ヶ月以上頑張りました。
病気になってから知りましたが、通常よりも肝臓が小さく、体調不良に気がついた時には、その小さな肝臓はほとんど機能しなくなっていたようです。
いや、倒れる少し前から異変はあったのかも知れません。
当時、私は単身赴任中で、お正月の休暇で久しぶりに帰宅していました。
ワンコとも久しぶりの散歩をした帰り道、急に座り込んで動かなくなりました。
まだ、散歩が足りないと自己主張しているのかと思い、家とは逆方向に歩こうとしましたが、そちらにも動きません。
いつもなら、散歩延長に、してやったりとばかりに、楽しそうに歩いていたのに。
心配になり、その日は抱っこして帰りました。
次の日、私は再び単身赴任先に戻りました。
赴任先から電話で妻にワンコの様子を尋ねましたが、散歩もたっぷり行け、ご飯も元気に食べたとのことだったので、私が再び家を離れるのを察して、駄々をこねたんだなって、勝手な解釈をしてしまいました。
その2ヶ月後、ワンコは突然方向感覚を失ったように、ヨタヨタと、そしてその場をくるくると回り出したり、ソファーの隙間に体が挟まり、動けなくなったり異常な行動をとりました。
少し前から食事量が減り、悲しげな声で鳴いていたとのこと。
その様子は動画で送ってもらい見たのですが、特に体調が悪いようにも見えませんでした。
そうしている間に突然のことでした。
妻と息子(弟くん)は、慌てて動物病院に連れて行きましたが、原因不明。
挙げ句に認知症だと言われて、十分に治療もしてもらえず連れて帰らされました。
これが、誤診でさらに2日近く適切な治療が出来ず、悔やまれます。
下宿先でそれを知った大学生の息子(お兄ちゃん)は、慌てて帰省し、妻と一緒に別の病院に連れて行き、精密検査を受けさせてくれました。
その結果、肝臓がほとんど機能しておらず、毒素を分解できず、アンモニアが脳に影響を与えたのではないか、というものでした。
相当病状は進んでいるので、3ヶ月耐えられるかどうかわからないとの宣告。
毒素を分解するためのお薬と、肝臓に負担をかけない療養食をいただき、その日から数日、妻と二人の息子の必死の看病により、奇跡的に回復し、その後、8ヶ月頑張ってくれました。
その間、私も何度か家に帰り、ワンコに会うことが出来ました。
最後に会った時は、旅立つ1ヶ月前でしたが、帰宅した時、尻尾を振ってお出迎えをしてくれました。
でも、あと4ヶ月頑張ってくれたなら、単身赴任期間が終了して、一緒に過ごすことができたのに。
いや、でもワンコも相当苦しかったはずです。
よく頑張ったね。
偉かったワンよ。